武蔵野読書生活

神保町と古書店、そしてうまいカレーが好きな本好きのブログ

歴史資料の「断捨離」基準(ウチの場合)

歴史やミリタリー関連の資料を一時期手当たり次第買っていた時期があった。その当時、Web編集者として歴史関連の案件を手がけることが多かったためだが、室内が手狭になり、またそちらの仕事の内容が変わってきたこともあり、手持ち資料全般でいわゆる「断捨離」を行うことにした。

自分の場合、若い頃はまだまだ人生と趣味に対して時間が与えられていていろいろなものに興味を持ち、資料を集め、また様々なアウトプットができると思っていた。

が、人生の折り返し点を過ぎて、趣味や関心もある程度整理していかないとと考えることが増え、勢いだけで買ったものは自然と処分の対象になってきた。

極論すれば「あの世には何も持って行けない」ということになるが、そこまでとは言わず、人生を全うする日まで囲まれていたい愛読書をある程度常識的な範囲と数量まで減らすというイメージだろうか。

 

で、具体論になるけど、この手の資料で難しいのは

 

1.価値があるものだけど、自分が持っていても活かせないもの
例としては自分の場合は交通公社時刻表終戦後版の復刻版など。

 

2.情報的に陳腐化しているので、処分して新しい資料や情報に置き換えるべきもの
例としては「戦艦大和の艤装関連資料」などが該当すると思う。

 

をどう見極めるか、だと思う。

ある時点で見極められないのであれば、多少寝かしておいて、その上で再度、今後も持っていることで自分の何かにそれを活かせるかどうか判断するのも一つの手段だろう。

あくまでも「断捨離」の主導権は自分にあるのだから(ウチの場合は)。

 

なお、もうこの本は要らないなあ、と思って古書店に持っていったら、「いやあ、これ探していたんですよ(ニヤリ)」とされて、何故かちょっと悔しかったのはここだけの秘密だ(笑)。