科学少年マインドが甦る!?「南極建築 1957-2016」を見てきました
今週のお題「ゴールデンウィーク2017」ということで、銀座LIXILギャラリーで開催中の「南極建築 1957-2016」を見に行ってきました。
遙か昔は「科学少年」として南極やら宇宙に思いを馳せたものでしたが、もはやそれも遠い昔の話になってしまいました。それいまでも今でも「宇宙」や「南極」という単語に反応してしまうわけで。聞いたところで写真撮影OKということで同展を紹介。
ちなみに手前側お隣のビルは警察博物館。イベント目当ての家族連れだけでなく、耳にイヤホン差したちょっとコワモテのスーツ姿の兄さんも。
地図はこちら↓
会場はギャラリーの2階、さっとみれば十数分で回れるくらいのミニ展示会ですが、南極好きなら一時間でも二時間でも見ていたい感じ。「宗谷」時代から新「しらせ」時代までの様々な写真や実際に使われた道具類、そして観測基地の変遷、世界各国の南極観測基地まで紹介されていて中身はかなり濃いので、南極好きにはホントおすすめデス。
「お約束」のペンギンと宗谷のツーショット。
南極メカといえば欠かせないのが雪上車ですよね。
「しらせ」がどうやって砕氷するかよくわかる動画も公開されてました。
モリナガ・ヨウさんミニ原画展も開催中(だった)
なお、ギャラリー1階では、「南極建築 1957-2016」ブックレットでイラストを描かれているモリナガ・ヨウさんのミニ原画展も開催中でした(5/9まで)。ワールドタンクミュージアムのトリセツ時代からのファンなので、とても楽しめました。
ちなみに「南極建築 1957-2016」ブックレットでのモリナガ・ヨウさんのイラストがどう描かれているか、展示でネタばらしされていてとても面白かったです。
ブックレットではこうなっているイラストは…
原画で見ると、イラスト部分とトレーシングペーパー上の書き文字で別に描かれていたんですね。
なお、この「南極建築 1957-2016」ブックレットは会場隣のブックギャラリーで購入できます。
このブックギャラリーですが、入り口はフツーの雑誌類が並んでいるだけなんですけど、奥に行くに従って建築や都市計画、建築史の専門書がずらりと勢揃いしており、その手の分野が好きな方にはビビビと来るようデス。
実はこのイベントの件をツイートしたらモリナガ・ヨウさんからリプライ頂きましたが、モリナガ・ヨウさんにも来るものがあったみたいですね。
@sf324929 ありがとうございます。あの本屋さんは、何というか錯乱状態になりますよね!
— モリナガ・ヨウ4/21〜5/9ミニ原画展 (@morinagayoh) 2017年5月5日
なお、「南極建築 1957-2016」は2017年5月27日まで、モリナガ・ヨウさんのミニ原画展は5月9日まで。
また「南極建築 1957-2016」ブックレットは、Amazon等でも販売されているのでそちらからも入手可能です。
■目次
各章見開きイラスト byモリナガ・ヨウ+写真&解説原稿
・南極へ、ようこそ
・南極建築 1957-2016
・昭和基地の建設
・日本初のプレファブ建築
・高床式の建築へ
・内陸基地への挑戦
・南極生活をより快適に
・自然エネルギーの活用
■論考
「昭和基地を設計した建築家・浅田孝」 笹原克 (地域計画プランナー、オイコス計画研究所代表取締役)
「スノードリフトとの付き合い」半貫敏夫 (日本大学名誉教授)
南極大工体験記(インタビュー)「創意工夫と臨機応変で愉しんだ」堀川秀昭 (ミサワホーム建設(株)大工職)
「南極で暮らすテクノロジー」石沢賢二(国立極地研究所極地工学グループ技術職員)
「世界の南極基地」白石和行(国立極地研究所所長、総合研究大学院大学教授)
※目次はLIXIL出版Webサイトより引用させて頂きました。