武蔵野読書生活

神保町と古書店、そしてうまいカレーが好きな本好きのブログ

海上保安レポート〈2007〉作者: 海上保安庁出版社/メーカー: 国立印刷局発売日: 2007/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る

会社帰りに地下鉄の売店でふっと目にとまったのが『海上保安レポート 2007』。こんなものまで売店で売る時代なんですねえ。
ということで怖いモノみたさ(笑)で買ってみました。最近床屋さんで海猿も全巻読破したこともあり、最近ちょいと海上保安庁に関心が…

本書はいわゆる白書に類する書籍ですが、日本の海洋を取り巻く情勢についての初心者でも、きちんと理解出来るようにビジュアルを多用してわかりやすく解説されています。冒頭部分には週刊誌の写真見出しのようにトピックスがまとめてあり、ここを読めばまず日本の海には領土問題や密漁、そして海外ですが今世紀になっても未だ海賊の問題があることが読み手に伝わってきます。
そしてその次には特集として「海洋国家「日本」と海上保安庁」という記事があり、日本が海洋で抱える諸問題にページが割かれています。領土問題、不審船問題、資源開発などテレビの短いニュースではなかなか分からないバックグラウンドも、この記事を読めば簡単に理解出来るかと…

画像は2006年観艦式に登場した海上保安庁「やしま」