武蔵野読書生活

神保町と古書店、そしてうまいカレーが好きな本好きのブログ

簡易モニタリングポストを自宅に設置

東日本大震災以降、公私とも多忙で日記もすっかりご無沙汰になってしまった。ということで梅雨が明ける前に再開w

さて、こんな本が売れている。

震災便乗本の一種だけど、なかなかどうして中身は濃い。ガイガーカウンターの仕組みから、入手可能なガイガーカウンターのカタログ、そして放射線源となる物質や器具について簡潔にまとめられている。通称「アトムレンズ」というトリウム混入レンズについては久しぶりに思い出させて貰った。

実は先日ガイガーカウンターを購入した。実は実家は福島第一原発から200kmちょっとのところにあり、十数キロ離れたお隣の自治体にホットスポットらしきものがあるというニュースも流れるような状況だ。当然、震災以降は何かと放射線量が気になることが多く、実家敷地内の線量測定をやろうと思い立ったのだ。

ただ、仕事が忙しく、なかなか実家には出向けそうもない。そこでまず手始めに線量計をUSBに接続し、Pachube(パッチベイと読むらしい)を使って計測した線量データを全世界に公開してみた。まあ、自宅近所には有名な日野でガイガーカウンター測定情報を公開している方がおり震災以降はそこの情報を参考にしていた。が、なかなか事態も収束しないことから個人的にも調べてみたくなったということだ。

https://pachube.com/feeds/29186

60秒毎に室内のγ線を計測し、「counts/minute」と「microsieverts/hour」を数値とグラフで公開している。
で、参考にしたのはこのサイト。

DEVICE/Sensor/ガイガーカウンタ
YAPAN.org/レシピ39:自分の生活環境の放射線量を計測したい

ちなみに当方の勘違いで設定に手間取り、いつまでたってもPachubeにデータがアップできず大変焦った。おまけにPachubeは、データが流れてこないとフィードのエリアにGraph Builderのアイコンが表示されないため、グラフ表示の方法をネットで探し回ったり大変だった(グラフ表示はデータさえ流れてくれば表示される仕組みのため、Pachube運営側にとってはあまりに当たり前すぎてそんな入門レベルのことは全く載ってないw)。てんやわんやだったが、なんとか現在は無事Pachube経由で公開できた。上のサイトの管理者には感謝したい。
なお、参考までに苦労したgm.dfgの内容を公開しておく。

      • -

Feeds: XXXXX.csv(伏字:Pachube側で生成したFeedのID+「.csv」の文字列)
MasterApiKey: YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY(伏字:Pachube側で生成したMasterApiKey文字列)
Host: api.pachube.com
rate:0.00233(cpmからμsv/hへの換算レート)

      • -

なお、表記はcpmのみだが、Twitterでも15分置きに線量情報をツイート中だ。
http://twitter.com/#!/USB_Geiger

ちなみに「アトムレンズ」、ウチにもSMCタクマーのレンズが2本あるので気になって計ってみたが平常値だった。
一安心というところだな。