武蔵野読書生活

神保町と古書店、そしてうまいカレーが好きな本好きのブログ

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元祖レトロフューチャー「小松崎茂の世界」を堪能

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先日、所用で出かけた際にちょいと銀座まで足を伸ばし展覧会を見てきた。 「小松崎茂 幻の超兵器図解 復刻グラフィック展」というヤツだ。 「小松崎茂」と言っても最近の若い人達は知らんだろうけど、40代後半以上のオッサンには今は無きプラモメーカーイマ…

ムラサメ型巡洋艦の命名規則を考える

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「宇宙戦艦ヤマト2199」、何度見てもいいですねえ。映画館で買ったBD、すり減るくらい(比喩)毎週というか隔日くらいで見てマス。で、今回のヤマト世界観の特徴は、ミリタリーテイストによりリアリティを持ち込んだ。 海上自衛隊の階級や用語を参考とし、艦…

小松左京氏の思い出

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いささか旧聞に属するが先頃小松左京氏が逝去された。日本SF界の巨人として数々の作品を我々に読ませてくれた巨人がいなくなった空白感は、私のような末端のSFファンであっても一抹の寂しさを感じるわけだ。 ちなみに「小松左京氏との思い出」とあるが、残念な…

「星空の二人」…ハードSF作家謹製のお手軽屋台料理をしばし堪能

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昔、出版社に勤めていたとき、仕事柄遅めの昼飯を摂ることになるが、だいたい手早く済ませるべく近所の牛丼屋や社内ワゴン販売のサンドイッチ、コンビニ弁当になりがちだった。ただ、小さな楽しみは週に二回、本社社屋脇の小さな広場にバンで営業に来るカレ…

ヤマト大クロニクル…ファンならば一読の価値がある好著

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ヤマト実写版「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を見てきた。様々な前評判があり、さらに先に見た人々の評価等々、期待と恐れを持ちながら映画館に足を運んだ。もう、冒頭から泣ける泣ける…、沖田艦とゆきかぜのエピソード、沖田艦を追い抜いて地球に落下する遊星…

『ぼくらはみんな、ここにいる』

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本書には激しい戦闘シーンがある訳でもなく、強烈な主張を持つ時間犯罪者が出てくる訳でもない。ただただ淡々と江戸時代に謎の現象で飛ばされた少年少女達が、サバイバルの工夫をしながら時代と折り合って生きていく物語。 先日文庫化されたとのことで、この…